距離適性が分かる
短距離にいい成績を残している馬が多い血統を短距離血統、長距離に強い馬が多い血統を長距離血統といいます。
決定的な確証はなく確立的なものですが、過去の歴史を見ていくと短距離で強かった馬の種牡馬はやはり短距離でいい成績をあげているという傾向があるようです。
しかし、母系の血統にスタミナに強い血統がいる場合は、ある程度の距離もこなせるケースもあるようです。
短距離血統
スピード能力とダッシュ力に優れた血統のことで、初レースまでの仕上がりが早く、2歳戦から活躍することが多い。
ある程度の距離も走れるように、スタミナのある牝馬の血統と配合されることも多い。
長距離血統
距離が長いほど好走する産駒を多く出すステイヤータイプの血統で、短距離血統型とくらべて成績などは遅咲きのケースが多い。
万能型
種牡馬の血統が短距離血統、長距離血統に関わらず、母系の能力を引き出すことに長けている血統のこと。
サンデーサイレンス自身は短~中距離向きの血統だが、産駒は1200m~3200mの短・中・長距離でG1を制するなど好成績を残している。これは産駒に母系の能力が受け継がれているからである。